PEARL SCOOL
マノリエ的真珠の選び方
真珠の選び方って難しいですよね。安いものも高いものもたくさんあるのです。
デザイナーの私も最初は判断基準がわからずたくさん失敗をしました。
ですのでマノリエのファンの皆様には極意をお伝えします。
大切なポイントは2つ(個人的主観です)
POINT 1 真珠の価値は自分で決める!
勿論プロの鑑定師に言わせるといろいろとあります。
でも説明を聞いてもその技術をすぐに習得するのは正直な所難しいですよね。
だから “好きかどうか” がまず一番大切です。
宝石の観点から言うと、照りが強くて傷のないもので干渉色が美しいものなど良い真珠とされています。
そういう物も勿論お取り扱いがありますが、真珠の魅力ってそれだけでは無いと思いませんか?
一部光沢が薄くなっていてまるで朝もやの空の様な南洋真珠
色ムラやシワがあって秋の夕暮れを感じさせる淡水真珠
傷やえくぼがアートのような個性を演出してくれるあこや真珠
光沢はあるけれど どこかマットな雰囲気が色っぽいタヒチ真珠
それって本当に価値のないものでしょうか?
宝飾価値は必ずしも本当の魅力とイコールにはなりません。
では何故その様な真珠があまり流通しないのか?
それは愛情や時間の問題だったり、大量生産ができないパフォーマンスの悪さ、
専門知識や情熱が無いと販売員だけでは対応できないなど多くの理由があると思います。
マノリエでは全ての真珠をデザイナーが愛情をもって一粒づつ買い付けています。
POINT 2 確かな仕入れができるお店を選ぶ
真珠を沢山見ているプロのお店で信頼できる人を探しましょう。
ハイブランドの真珠も本当に素晴らしいですし、個人でも確かな審美眼を持っている人はいると思います(私です笑)
真珠専門でなくても、買い付けセンスのある人はいるはずです。
同業の友人と買い付け先で一緒になって同じ箱に入った同じ値段のものをせーので選び始めたら、選んだ物の雰囲気が全然違って驚いた事がありました。
友人の選んだ物もとても素敵でしたが、好みって面白いです。
マノリエのお客様はデザイナーの私と価値観が近いのだと思います(好き!)
繰り返しになりますが “好きかどうか” とにかく大事ですよ!
それでも知っていてほしい基本知識
真珠は 巻き、照り、傷、大きさ、形、色の 6要素が価値基準として謳われます。
マノリエ的にはそれに 価格を足した 7要素が判断材料なると思っています。
安いものも高いものも幅広くあるものです。
同じ値段の中で一番良いパフォーマンスが出るととても良いと思いますが、高い物はうっとりする様な魅力がありますし
安い物はそれなりだと思う事が多いですが、とんでもない掘り出し物もあるはずです。
でも値段や商品だけでなくパッケージや世界観も絶対必要ですよね!!
花珠鑑定ってなーに?
特に美しいあこや真珠を花珠と呼ばれたりします。
しかし花珠鑑別基準は鑑別会社独自のものであり、業界基準ではありません。
鑑定は目視で行われており人によってバラツキがあるものです。
本当に美しい花珠もありますし、これが本当に花珠?と思う事もあります。
鑑定を取るコストを削減するためにマノリエは鑑定付きの真珠は仕入れていません。
見極める目があれば真珠に関しては鑑定書はいらないと思います。
しかし販売員さんは鑑定書があればとても助かるのも理解できます。
もちろん有料で鑑定書を取る事も可能です。